20代、30代の頃は、働くことが楽しくて、キャリアアップできる仕事に嬉しさを覚えていたのに、
・頑張っているのに思うような成果がでない
・後輩ばかりが評価されるような気がする
そんな風に感じることありませんか?
努力しても、頑張ってもそれが空回りすると、今まであんなに楽しかった仕事が急に“苦行”のように心も体も疲れを感じてしまい、いつからか会社のお給料を、“我慢料”と呼んでいたり。
40代は、いつでも仕事を頑張っているんですけどね・・・。
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仕事が苦行になる原因:疲れ
例えば、隣の席の後輩が、定時で「お疲れ様です~」と軽やかに帰る姿を見ながらも、納得のいく仕事をしている自分をどこか誇らしげに思ったり。反面、「仕事が終わらないわたし」と自分を責めてみたり。
20年近く組織の中で働いていると、どうしても評価の基準が、“周りとの比較”になってしまうことが多くありますね。
仕事をすることの価値が、評価されることだけとなってしまうと、上手く行かない仕事の理由を他人のせいにしてみたり、自分をダメ人間にしてみたり・・・。
せっかく、頑張って仕事をしてみても、他人の評価に振り回されて、頑張った以上に心も体も疲れてしまいますよね。
そんな、心や身体の疲れが働くことを苦行にしている要因かもしれません。
自分がどんな思いで この仕事を選んだの? どんな方の為に一生懸命に頑張っているの?を考え直してみる機会にしてみるといいですね。
40代の働き方が苦行になる理由
20代、30代って、お給料を好きな洋服や化粧品を購入するために懸命にお仕事を頑張ることが多かったように思います。
評価されるのも嬉しかったですが、頑張ったお給料で、狙っていた可愛いワンピースを購入したり、ちょっと背伸びし、海外化粧品のクリームを予約したり。
お給料日って、自分が頑張った証。
ただ、40代は、欲しいものもそこそこ手に入り、自分の“定番”(お洋服もお化粧品も)も出来上がってしまっているので、頑張る理由を見失っていることも。
それに、本当は、評価やお給料が “やりがい”ではなくなっていることに、どこかで気がついているんですよね。
でも、それをどう形にしたり、自分に落とし込んでいったらいいのかが分からなくて、余計に苦しんだりしているのかなと思います。
40代から探す働くことの価値
40代って、ある意味、働くことに贅沢になってしまって、“お給料”や“評価”だけでは物足りなくなっているんですよね。
それは、これからの自分の生き方にも通じているのかも?と思ったりします。
私が会社勤めをしていた時の大好きな先輩は、こんなことを言われていたんです。
「若い後輩たちが、私たち先輩をみて、ずっとこの会社で働きたいと思ってもらえるような私で在りたいと思っているの。
だから、いつも綺麗にしていたいし、ピンヒールも履いていたい。ネイルもエクステもね。
その為には、いつも疲れていたら、お肌も化粧がのらないでしょ?
仕事がたまっていても、区切りをつけて帰ることも必要なのよ。」と。
そう話してくださった先輩は、とっても輝いていて。
思うように仕事がはかどらなくて、残業ばかりで疲れていた私の心をスーッと軽くしてくれたひと時でした。
輝く先輩をみて、後輩たちが更に頑張って働いてくれたら、会社も社会ももっと発展していきますものね。
大人の女性が働くことの幸せ、余裕を教えていただいた気がしました。
自分オンリーの幸せから、つながる幸せへ
今までは、自分の喜びの為に仕事を頑張れていたのもが、後輩の為に、周りで一緒に働く人の為に働く喜びをもてることが、今からの働く価値に変わっていくって本当に素敵。
会社を辞めた今でも、私の周りにいらっしゃる先輩方は、どんな些細なことでも後に続く誰かに還元できることを考えて働かれていらっしゃいますので、どなたもとっても輝かれています。
40代からの働き方って、自分が輝くことで周りの方々も輝かせていく。
そんな働き方が、苦行にならない40代からの働き方なのかもしれませんね。