キャリアコンサルタントが最後にたどり着く学びとは?(キャリアコンサルタントが占い・運命学を学ぶ理由)

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私がキャリアコンサルタントの資格を有しているためか、メールレターの読者さんや算命学鑑定セッションのお申込みを頂く方に、“キャリアコンサルタント”の方が増えています。(算命学適職診断(こちら)ジャンルに関わらずご相談されたい方は、メンターセッション(こちら)をクリック)

 

念願のキャリアコンサルタント(以下 キャリコン)になりたての頃は、キャリコンとしての未来と、多くの学びが出来ることや年代、性別、経験、職種問わず色々な方に出会えることが嬉しくて仕方がなく。

 

ですが、カウンセリングを勉強したはずの自分にいつも悩みがあることや、研修や勉強会に参加し、キャリコン自身の人生の悩みに直面し、また、クライエントさんの話をお伺いするたびに、キャリコンの学び以上に大切なものがあるのでは?と思うように。

 

そんな時に学びを始めた算命学がその答えのヒントを。

 

実は、キャリコン資格を取得されている方の中には、その人の宿命や運命の軌道を知る 占いの分野では“命(めい)”と呼ばれているもの(算命学・四柱推命・マヤ暦・ホロスコープ等)を学ばれている方が多くいらっしゃることをご存知ですか?

今回は、キャリコンがどうして運命学や占いに惹かれるのかを書いてみたいと思います。

 

こんにちは。小林雅子です。

個々にフィットした働き方とライフスタイルづくりのサポートとして、ひとり起業家の方のメンターや働き方の仕組み化サポートを行っています。

今日は、算命学の星の解説などではなく(算命学や四柱推命、マヤ暦等の星の意味、算出などは、多くの方がご紹介してくださってるので)、キャリコンと運命学・占いを両方学んだ私の経験から、どうしてキャリコンが最後は運命学・占いを学ぶのか、その理由についてお話したいと思います。

 

目次

そもそも運命学とは

 

・”当てる”ツールではなく学問

 

先にご紹介の占いで”命“と呼ばれるものは、その理論や哲学の一部の検証として、使っていたのが”占い(占術)”です。

ですので、”占い”の部分がどうしてもクローズアップされますが、”帝王学“とも呼ばれ 経営者、心理学者、政治にかかわる方まで 自身の精神を成長させる ”人間学“として学ばれている方が多いのも事実なのです。

 

算命学の中には、

  • 人が生きていく上で、何が大切で
  • どんなことに気をつけることで人として成長する?
  • 社会に対し自分をどう活かしていくの?という人生哲学がある からなんですね。

 

キャリコンの学びの中にも、

『キャリアとは、報酬の有無を問わず、働く経験を通じて人として成長すること』としている部分があり、子供には子供の働き(遊びや他人との関係作り)、学生には学生の仕事(勉強や運動、友達つきあい)など、人は、どんな時であっても、“キャリア”を積み、成長しているとしているんですよ。

 

共通することは、生きることを通じて、自分をどう成長させていく?ということ。

 

その為に、何を知り、どう在り、どう生きるのかを説いたものが運命学・占いなのです。

 

 

 

・自分を知るための私学

 

あなたは、自分の事なのに、なぜか “自分を知りたい”と思ってしまいませんか?

本当の自分とは?自分の性格は?私にあった適職とは?など。

 

キャリコンでも、自分を知る為のツール、“アセスメント”を多く紹介されていますね。

ストレングスファインダー、MBTI,交流分析、職業興味検査等を使い、クライエントさんが自分自身のことを知る手立てとして紹介されていました。

 

運命学で算出される、命式やホロスコープは、その人を知るツールであり、アセスメントの一部。

ただそれは、経験や作られた性格、才能ではなく、その方が持って生まれたものとして、その方の“ベース”も知ることができます。

言うなれば、その人だけの花を咲かせるための“種”。

大人になって悩むのは、自分の“種”に合った花が咲かせられないため。または、種と違う花を咲かせようと思うから苦しく、困難となることが多くなるのです。

例えば、ヒマワリの種を持っているのに、ダリアの花を咲かせることはできませんし、同じヒマワリでも、その土地、水、環境によっては、咲かせる花の時期も、大きさも色も変わってくる。

だから、自分のもつ”種”を知り、自分をどんなふうに育てれば、何をより良く使えば、花が咲くのか?を知ることができれば、いきやすくなる。

運命学・占いは、 そのための “本当の私”を知るための学問、”私学でもあると、思っています。

(自分を知りたい方は、花一凛鑑定シートをどうぞ こちら

 

キャリコンが運命学・占いを学ぶ理由

 

キャリアコンサルタントが、運命学を学ぶ理由は、次の三つがあるからでは?と思っています。

その三つとは、

  1. キャリコンの学び(理論)と共通点が多く、学びが深まる。
  2. 圧倒的にお客様の本心を引き出す時間が早い。
  3. ベースが同じ。

だからです。

 

キャリコンの学び(理論)と共通点が多く、学びが深まる

ここでは、キャリコンの理論と運命学・占いがどのようにつながっているのかについて、キャリコンの代表的な理論を交えてお伝えしますね。

 

・「自分らしさ」を腹に落とせる(ロジャーズの理論)

 カウンセリングは、「本当の自分」との対話を促すもの。

ロジャーズ博士は、人が「真の自分」になって行くプロセスを、

『あるがままの自分になっていくことで、自分自身をもっと信頼し、他の人ももっと受け入れるようになっていく。』

とし、より自分らしく、あるがままの自分になる人は、自分も他人も受け入れられるという方面に向かっていくと言われています。

ただし、それが自分の中から自発的に展開されるように、と。

キャリコンになりたての頃は、この“自分も受け入れ他人も受け入れる”が知識としてあっても、腑に落ちていなかった気がします。

勉強会に行っても、キャリコンが聴いてあげてる、経験豊富だから問題を解決する!みたいな感じが、いつの間に出ていることもあって。(私自身もすごく気をつけていましたが結構難しかった・・・。)

ですが、運命学や占いは、“一人一人が違って良い”(当たり前) がベース。(持って生まれた“種”が違いますから・・・)

例え生まれた日が同じでも、

  • 時代
  • 育った環境
  • 住んでいる場所
  • 出会った人
  • 家系の流れなど

が違えば、同じような経験をしていたとしても、一人として全く同じ人生を歩むことはありません。

ですから、占いや運命学を学び始めると ”個々が違うこと”が自然と身につくのです。

更には、一人一人が好きで得意なもの、才能や能力を使いながら生きていけばいいことを自然のルールとして学びます。

“一人一人が違って当たりまえ”からスタートするので、キャリコン側の意見や考えを押し付けることもなくなります。

その為、私の場合、セッション後にお客様やクライアントさんが笑顔で帰って行かれる度合いが格段に上がりました。

 

 

・人生の仕組みがわかる(ナラティブアプローチ・サビカス)

人は、悩みの渦中にいる際は、どうしても“その問題”ばかりにフォーカスし、人生全体で流れを見ることができません。

でも、人生って 星の数ほどある大小の経験の積み重ねですよね。

その経験をつなぎ、その方が自分で語る物語を、運命学や占いでは読み解いていきます。

それは、まさにナラティブアプローチ。

ナラティブの中にこそ、その人が人生で大切にしているものや、方向性、ターニングポイントまでがあり、運命学や占いで読み取る人生の流れと照らし合わせてみると、ほぼ重なってくるのです。

なので運命学や占いは、人生を点から線でみる力、人生を俯瞰してみる力が培われていくのです。

運命学や占いは、その方の人生の物語が、どんな風に紡がれて、どのようになっていくの?をはじめから 人生全体としてみることを学んでいきます。

まさにナラティブアプローチを古代から受け継いでいるようなものなのです。

ナラティブとは、自分が主体の物語。

ナラティブと同じような言葉で ストーリーがありますが、ストーリーの中には、自分の主体が入っていないんです。

自分の人生に自分が入っていないのは、なんだか寂しいでしょ?

それに気づくからこそ、寂しさや苦しさ、置いてけぼり感を感じ、”誰かに私の心を聴いてほしい!”となって行くのだと思います。

わたしは、この”ナラティブ=自分主体の物語”を大切にしています。

 

・偶然すらも計画される?(プランドハプンスタンスセオリー・クルンボルツ)

キャリコンの理論で人気があるのが、ジョン・D・クルンボルツ教授が提唱したキャリア理論、プランドハプンスタンスセオリー(計画された偶発性理論)。

運命学・占いの世界では、計画された偶発された出来事も、全て”必然”であり、“人生に起こるすべての事に不要なことはない”ということにつながっています。

結果は、原因があるとみなし、偶然さえも、原因があると。

なので、その偶然は、すでにどこかで計画されている訳なのです。

例えば、今まで取り組んできたプロジェクトから急に外されるようなことがあったとします。本人はショックかもしれませんが、原因がどこかにあるのです。

そして、それは次のステージに進むため、方向転換するきっかけだったりする訳で。

運命学・占いの世界では、起こるべくして起きていると読み解きます。

バラバラで学んだはずの理論が、運命学・占いでは一つにつながっていることが分かり、理論を自分のものとしていけるようになったと私は感じています。

 

 

・適職は作りだす!(プロティアンキャリア・自分の軸を持ち変幻自在に生きる)

算命学では、適職は、”自ら作り出すことができる”としています。

具体的な職業名を特定する訳でなく、自分が自然にできること、簡単にできることを、その時代と環境に変化させながら活かすことが適職なのだと。

つまり、時代や環境の変化に合わせ、自分の才能を発揮できる場所を作り出していくことこそが、適職に繋がっていくのだと、伝えています。

これは、まさに、キャリア学でいう”プロティアンキャリア”そのもの!

そして、この考え方は、今後益々重要になってきます。

だからこそ、自分にとって何が大切で、何を軸に人生を選んでいくのか?

そのヒントを、運命学とキャリア学で導き出すことが、本当に必要なんだと実感しています。

 

 

圧倒的にお客様の本心を引き出す時間が早い

キャリアコンサルタントが、運命学を学ぶ理由の二つ目は、圧倒的にお客様の本心を引き出す時間が早いということです。

たとえば、

  • やりたいことが見つからない
  • 好きなことが分からない
  • 自分がこれで良いのか不安
  • 自分にあっている仕事が何かしりたい

などの、その人にしか分からない不安や悩みの原因にたどり着く時間、本当に望む未来への道すじを立てていくスピードが圧倒的に早いからです。

多くのカウンセリングやコーチングは、初めてお会いするお客様やクライアントさんから、現状や心の中のモヤモヤをお聞きし、少しずつ真のお悩み、本当に思っていることにたどり着きます。

ですが、場合によっては、堂々巡りで真のお悩みまでたどり着かないことも。

そうなるとお客様やクライエントさんは、カウンセリングやコーチングにこられても、モヤモヤが消えなかったり。

また、カウンセリングやコーチングをして頂いた直後は、納得した感じだったとしても、時間が経つにつれ、またモヤモヤしてきたり。

(もちろん、その時間も大切なのですが・・・。)

しかし、運命学や占いを使った場合、その方のもって生まれた思考の元(欲求本能)との、ギャプをたどる為、90分のセッションでも、お客様やクライエントさんの自己肯定感が上がり、本当に進みたい道、選びたい未来に気づくことができるんですね。

ですので、お客様やクライエントさん自身、更にはカウンセラー、コンサルタント自身の負担も減り、笑顔でセッションを行うことが可能なため、運命学や占いを学ばれる方が増えているのだと感じています。

 

 

ベースが同じ

 

キャリアコンサルタントが、運命学を学ぶ理由の三つ目は、ベースが同じということです。

”ベースが同じ”とは、キャリアコンサルティングと運命学・占いは、”自分の人生は自分で選び、創って行くこと” が、土台にあるということです。

運命学や占いは、別名”大自然の法則”と呼ばれています。

例えば、冬の間 土の中で栄養をためていた種が、春になったら芽を出し、夏になったら茂み、秋になったら実がなり、収穫し、また冬時期に戻っていくようなこと。

星座も季節ごとに動いて行きますよね。

自分の人生サイクルにそい、持っているもの(才能や資質)=種を、どんな風に育てて行くかは、まさに、授かった命の使い方、活かし方であり、キャリア形成やライフ形成そのもの。

運命学・占いとキャリアコンサルティングは、人として成長していきながら、あなただけの人生を創っていく、その思いや目的が、同じなんですね。

 

 

まとめ

 

キャリコンの方が、ご自身の人生に迷われている(仕事の面だけではなく、家庭の事、育児のことも含め。)ことも多く見られるのは、ご自身のことになると学んだ理論と経験が結びつかず、点在することになっているからかなぁと。(以前の私もまさに!です。)

運命学や占いがキャリコンが最後にたどり着く学びになるのは、キャリコン自身が “自分だけの本当の生き方”にたどり着くためなのかもしれません。

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