私が寒い日にこそ窓全開でお掃除をする理由。

 

寒い時期。お掃除が億劫になったりしませんか?

子供の頃、母が家じゅうの窓を全開でお掃除するのが、寒くて寒くて本当に嫌で。(笑)お炬燵から出られなかったことを思い出します。

母にはお掃除ルーティーンがあり、家中を掃除した後、最後に床の間にお花を活けたら終了。

冬の冷たく、固い澄んだ空気と、母の活けた床の間の花が、凛とした心地よい空気を作り出していて。

あんなに ”寒いから早く掃除が終わらないかなぁ”と思っていても、心地よいと感じる空間にはかなわない。(笑)

そっと、お炬燵を抜け出し、床の間のあるお座敷に母の活けたお花を眺めに行き、そこから自分の部屋で勉強を始める。そんな時は、なぜか宿題がはかどるんですよね。

そして今は、私も冬の寒い日にこそ、窓を全開にしてお掃除をするように。

私たちの頭の中は、意識しなくても 感情や思考が渦巻いていて、

「あのお客様にメールしなきゃ!」

「講座の資料、まとめなきゃ!」

「今晩、何作ろう。。」と、知らないうちに頭の中も散らかったまま。

そんな状態で、パソコンに向かうと思考が堂々巡りをしたりして。結局、掃除を始めたりするんですよね。(笑)

算命学の中には、方角と季節と本能を表すものがあり、

・北風が吹く冬は、習得本能(北=冬=習得本能)

・東風が吹く春は、守備本能(東=春=守備本能)

・南風が吹く夏は、伝達本能(南=夏=伝達本能)

・西風が吹く秋は、攻撃本能(西=秋=攻撃本能)とされています。

頭の中が散らかったままでは、いくら知識を習得しようと頑張ってみても、知識は入ってきませんし、入れた知識も散らかってしまう。そして、知識や知恵がなければ、家族や誰かを”守る”こともできなくなってしまいます。

季節が冬から春へ向かうように、”知恵や知識”があってこそ大切な誰かを”守る”ことが出来る。大切な誰かを守りたいなら、”知恵や知識”を身に着ける。

なので、頭の中も綺麗にしていくことが大切なのだと。

こんなことが分かるようになると、

母は、お部屋を綺麗にするだけでなく、家族を守るために冷たい冬でも、窓全開でお掃除をしていたのでは?と思うように。

だからこそ、お部屋と一緒に頭の中もクリーンにするために、風を通しながらお掃除をすることが大切だと思うのです。

お掃除をして”スッキリ”と思う日ほど、家族の仲がよかったり、お料理の味がいい塩梅に整ったり、仕事がスムーズに運んだり、ペンディングの案件が片付いたり。心が温まることが多い気がするんですよね。

寒い日にこそ、風を通しながらお掃除することで、結果、色々なものが上手く流れる。そんな心地よさがあるからこそ、大寒の翌日も窓全開で、お掃除するのは、暖房の暖かさより、心の温かさを 冷たい北風に教わった気がするからなのでした。