先日ですね、心友からとある本を紹介されたんです。
その本の題名が “終わった人” というもの。“なにそれ~?“と思いつつ、話の流れから、何となく想像がついたんですよね。
今日は、長年会社勤めをする40代・50代のキャリア女性が“終わった人”にならない為に、40代からでも間に合う、20年後の自分の為に、これからの働き方と生き方で準備しておくとよいことについて書いてみたいと思います。
こんにちは!小林雅子です。
《算命学×キャリア学》でオトナの女性のキャリア・ライフスタイルづくり、カウンセラー・セラピスト様へ算命学を取り入れたオリジナルサービスづくりをサポートしています。
目次
40代、50代キャリア女性の会社ロスにならない為の居場所づくり。2つの視点
ここでは、40代、50代キャリア女性今始める 退職後でも私が輝く居場所を作る2つの方法として 生き方と働き方の二つの視点からお伝えしますね。
共通しての結論は、 ”複数の居場所” です。
“終わった人”とは?
・自分はまだ働けるから、働きたいから。
・体が動けるから、誰かの為に何かできるから・・・。
だから、社会から必要と言われたい!と感じているのに、私の居場所、必要とされる場所がないことに、ご自身で “あ、私ってもう終わった状態なんだ・・・” というラベルをはり落胆している人。
この状態って、男性の方に多いんですよね。定年退職したとたんに、家にずっといることになり、奥様や家族から疎まれる・・・。このような話って、よく聞きませんか?
どうしてこんなことになるかな?と言うと、多くのサラリーマンのおじさまたちは、定年後にやることや、自分の居場所を現役中につくってないことに理由が。
在職中は、仕事で忙しかったり、週末は、接待や親睦ゴルフ。たまのお休みは、家でゴロゴロ(家族の為に 働いてくれているので、家でゆったりもアリなのですよ。)
ただ、これだけでは、定年退職後の自分の居場所は、“家だけ”かもしれませんよね。
その為、自分はまだ働ける、働きたい。体も動くし、誰かの為に何かできるのに、それを発揮できるところがない!となってしまって。
そして、居場所がないことに落胆している・・・。
こんな状況の方を”終わった人”と言うのですが、これって、男性だけの事、他人事ではないんですよ。
オジサマに限ったことではない、最近
これですね、最近は、オジサマだけに言えることじゃなくなっているのをご存知ですか?働く女性にも起こりうることなんです。
働くママの場合
女性も、フルタイムで働く人は、会社と子育てに縛られることが多く、自分の趣味や学びに時間を作れないことも。
土日に子供のスポーツなどでママ友が出来ればいいけれど・・・。働くママとそうでないママは、何となく距離は埋まらないことも多くて。
それに、学校を卒業したり、進路で学校が変わったりすると疎遠になったりしていませんか?
わたしも、この感覚があって、かなり苦労しました。でも、学校や子供の習い事のこと話題だけでなく、趣味や嗜好が似通っているママと友達になることで、”働いている・いない”は気にならなくなりました。子供の習い事が終わって10年近くなりますが、今でもお付き合いさせて頂いていますよ。
仕事一筋、シングルウーマンの場合
仕事一筋のシングルウーマンたちは、オジサマ方同様に、現役中は、仕事オンリー。
習い事に行く時間もなければ、(作ろうとすれば、作れる時間なのですが、なにせ疲れが・・・)会社の人に心ゆるせる人もいないことが多いみたいで。
休みの日の過ごし方は、マッサージ行って、ショッピングに行って、終わりなんてことも。マッサージに行っても、施術師さんとの関係は、サービスする人ととされる人の関係のまま。
結局、働くママウーマンも仕事一筋シングルウーマンさんも、仕事以外での自分の居場所がないことに。
終わった人になってしまう3つの理由
どうしてこのようになるのかな?と私なりに思い浮かぶのは、この3つの理由があるのかな?と思います。
一つ目は、“働いている”という自負。
二つ目は、一つの居場所に安心していること。
三つ目は、会社がなくなって、私なら大丈夫。
と思っていることじゃないかな?と。次は、そのことについてです。
“働いている”という自負
以前の私ですね。働いていることに、・・・働いている自分に“自負(プライド)”を持っているからでしょうか?仕事をしている自分に恋していると言いますか。(笑)その気持ちを、こちらの記事に書いています。よかったら合わせて読んでみてくださいね。
40代女性の悩み解決:後悔せずに生きる!望む未来がやってくる生き方のコツ
働いている女性って、どこか鎧のようなものをまとって生きていると思うんです。評価社会にいるので、いつも自分を奮い立たせていなきゃ!と言いますか。
他人の価値観ややり方などを受け入れてしまうと、今まで自分が積み上げてきたものが崩れてしまいそうな恐怖と打ち勝つために、鎧をきて毎日を生きていたように思います。
それが、“働くこと”以外の価値観を受け入れられない理由なのかな?と。
でもですね、私たちが気づかない、知らないだけで、案外面白い世界は、他にもあったりするんですよ。^^
一つしかない居場所
会社勤めをしていると、毎日行く場所がある。毎日自分の居場所があることが当然と思っていますよね。わたしもそうでした。私の居場所は、“ここ”みたいな。
ですので、何十年とこの状況が続いていたのに、毎日ある自分の居場所がいきなりなくなることになじめない。急に知らないところに ポツンとおいて行かれた感じに。
寂しくて、不安で、
「もう、私って社会からいらないって、言われてるみたいで・・・。私の居場所がないみたいで」と、急に居場所がなくなることに不安と孤独を感じてしますのかな?と思います。
一つだけの居場所に安心していることも理由なのかなと思います。
私なら大丈夫
「こんなにバリバリ働いている私なら、きっと退職した後も何とかなるかな?」と、自分を信じていることはとても大切なことだと思います。
ただ、私も経験したことがあるのですが、“やることがない”って、かなり退屈で、飽きちゃうんですよね。
結婚後、一度、仕事から離れたのですが、2週間で働き先を探したほど。
一人が好きな私でも、自分が何がしたいのかも分からないときは、どうしようもなく 無性に人に係わりたくなるんですよね。
仕事をしているときの自分が“鎧”を着ていることを知り、本来の自分の良さや、性格や本質に合わせた生き方を知っておくことも大切なことかな?と思います。
“終わった人”、会社ロスにならない為の居場所づくり。2つの視点
では、“終わった人” ”会社ロス”にならない為に、今からできることを生き方と働き方から私なりに思ったことをそれぞれを伝えしますね。
いくつもの居場所(生き方)
わたし、この本を読んだ時、以前、「これをやっておくといいよ!」と言われたことを思い出しました。
それは、『いくつもの場所に自分の居場所を作っておくこと。』
例えば、会社、家族、兄弟姉妹、地域、習い事、スポーツサークルなどに身を置いておくことですね。(主体的にかかわること)
家族と共有の趣味を持ったり、兄弟姉妹と密に連絡を取ったり、地域ボランティアに参加したり、習い事を文化・スポーツに分けて入ったり。
例えば、あなたが読書会と野球チームに所属しているとしますね。野球のメンバーがへり、野球サークルが閉鎖になっても読書会があるので、自分の居場所、行くところはまだちゃんとありますでしょ?
複数あるから、行くところ、自分の居場所ができるんですよ。
私自身もこれを意識するようになってから、人生が少しずつ変化してきました。
会社以外、仕事以外で出会う世界が違う方々は、自分の未来と新たな可能性を見せて頂ける気がしました。
そこから、自分の好きなもや興味があるものが広がって行き、新たた居場所が出来きていきましたから。
複数の居場所をつくるもう一つの理由
複数居場所をつくるのは、その居場所がなくなった時の保険の意味だけではないんです。会う相手や、コミュニティごとに、その場の雰囲気があったり、自分の立ち位置みたいなものがあったり。
Aコミュニティなら、いじられキャラだけれど、Bコミュニティならまとめ役をしたり。Cコミュニティなら、ゆるキャラでいられたり。
コミュニティごとに自分のキャラクター(個性)をだせることで、ストレスも軽減されるからなんです。
なので、例えば、Aコミュニティで居心地がわるくても、Bコミュニティで落ち着いたり、Cコミュニティでストレスのないキャラクターを出せたりできるんですよ。
複数に居場所を作るもう一つの理由は、沢山の自分を出せることで、自分のキャラクター(個性)を活かすことができるから、ストレスがたまりにくいということなんですね。
それに、あたらしいあなたの魅力も発見できるかもですよ。^^
複数の仕事を(働き方)
今からの時代は、“終わった人”とは関係なく、色々な働き方ができる時代ですよね。この時代にそった働き方をすることも、“終わった人”にならない要素かな?と。
例えば、会社以外で、講座に通っていれば、その講座の仲間もできるし、会社を辞めた後でも、次の仕事の候補になるかもしれませんものね。
また、副業や趣味を通して、新しい世界がつながりますし、新しい世界の価値観を今の仕事に活かせたりもできますものね。
「いきなり、副業と言われても・・・」と言われる方は、SNSや動画を使って何ができるかを考えてみたり、新しい仕事にどんなものがあるかを知ることから始めてみても。
「今はお給料があるから、決まった仕事があるから、副業なんて・・・。」と思われている方でも、20年後、心が満足して生きられる自分の為に、新しい働き方を取り入れてみるのもアリかもしれませんよ。
まとめ
私は、“複数の居場所“の話を、ライフデザイン講座で教えていただき、それ以降、”複数の居場所“を意識するようになりました。
特に、会社を辞めると決めたころからは、会社以外の仲間を沢山作るようにしました。今は、パソコンやスマホでいつでもつながれるので、起業コミュニティのメンバーは、全国に広がっています。
また、会社に行きながら、キャリアコンサルタントの資格を取ったり、算命学の勉強をしたりと、会社以外の働き方ができるようにしていましたので、会社を辞めた今でも、孤独も社会から取り残され感も感じずに済んだのかな?と思っています。
20年後の自分の為に、働き方や生き方を作る”自分の居場所“を作れたのかな?と思っています。
40代の今からでも大丈夫。10年後の自分の為に、後悔しない働き方や生き方を始めることが、“脱・終わった人”への道なのかもしれませんね。
新たな働き方や、新しいお仕事にどんなものがあるのかを知りたい方は、こちらも参考にしてみてくださいね。
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参考:終わった人 作者:内館牧子