職場での自分に何だかしっくりこない。今まですんなりこなせていた仕事が、なぜかつまづく。考えが固まらなかったり、判断が出来なかったり。
そんな自分にだんだん嫌気がさして自信がなくなり、
と、40代、50代の女性なら、誰でも感じたことがある 何とも言えない 不安と恐怖。でも、その不安と恐怖のこそが、ライフステージシフトのサインでもあり・・・。
今日は、そんなサインから始まる40代、50代女性のライフステージシフトが、すんなり出来るように。
私がどのように40代の生き方・働き方をライフステージシフトをしていったのかも交えながら、ライフステージシフトについて書いてみたいと思います。
こんにちは!小林雅子です。
≪算命学×キャリア学≫で、大人の女性(45歳以上)のキャリアと夫婦仲の両方を“叶えたい未来”へ進めるよう、その方だけにフィットしたキャリアとライフスタイルづくりをサポートしています。
目次
40代50代女性の為のライフシフト!ライフステージシフトの5つのステージ解説
40代・50代の女性は、大きく変わる時代の変化に これから、自分の人生をどのように変えて行けばよいか、どう生きて行けばよいか?ということを不安に感じている方も多く・・・。
私自身が40代から大きく人生が変化した歩みを振り返ると、そこには5つのライフステージシフトがあったように思います。
ステージ1:あれ?最近の私おかしくない? 異変と心の声に気付く違和感期
ステージ2:え?こんな世界があったのね! 異世界に気付く気付期(きづき)
ステージ3:あ、これこれ!私に眠っていた世界! 本来の自分・新しい自分が目覚めるお目覚め期
ステージ4:もう一度私を取り戻す 新たな私に胸が高鳴る期
ステージ5:これが私の進む道! 私の道を歩き出す期
このライフステージシフトしていく流れと各ステージに現れる特徴などを知ることで、不安や怖さが軽減し、今からのあなたにフィットしたライフスタイルへ少しでも近づけることができれば嬉しく思います。
ライフシフトとは?
まずは、ライフシフトという言葉。
ライフシフトとは、直訳すると”人生の向きや位置を変えること”となり、人生に変化を起こすことを意味するんですね。
そして、LIFE SHIFT(ライフシフト)という言葉は、2016年に発売された「人生100年時代の人生戦略」を示した本から生まれた言葉。
この本が伝えたいことは、
『伸び続ける寿命で、人が100年以上生きる時代へ。この100年以上生きるであろう100年ライフには、今までの、「教育→仕事→引退」という人生から、「マルチステージ」の人生へと様変わりする。
それに伴い、引退後の仕事、資産形成、健康、人間関係といった「見えない資産」をどう形成していくの?という問題に直面するので、その対策を今からそれぞれで考えましょうね!』
というもの。
この100年ライフ問題には、「これが正解」という答えはなく、その人その人だけの人生の為に、生涯を通じて「変化し続ける」ことが大切とも伝えています。
私は、運命学の視点からも、どんな生き方をしてもそれが「あなただけの正解」と思っています。(マルチステージに移行しなくても)
ですが、どうしても40代、50代になると これからの生き方について、考える時がきてしまう。
・・・なんですけどね。
そこに立ちはだかるのが、ライフステージシフトへの恐怖心です。
ライフステージシフトを怖がる2つの理由
ライフステージシフトを怖がる理由は、
理由1:失敗したらどうしよう
理由2:今の仕事を私からとってしまうと何が残るの?
という2つがあると思います。
理由1:失敗したらどうしよう
「ライフステージシフトをして、失敗したらどうしよう・・・。」
それが、ライフシフトを避けてしまう怖さのもと。大きな原因ですね。
失敗するくらいなら、モヤモヤしながらでも、このままで生きていきたいと考える人も少なくありません。
まあ、失敗をどう捉えるか?もライフステージシフトでは大切なカギなのですが。
どんな生き方を選んでも、それはすべて”正解”なのですが、これからますます変化の激しい時代を迎えるようになる中、このまま、ライフステージシフトを考えず、モヤモヤを抱えていることは、大きなリスクを負うことにもなるのかなぁと。
私もね、20数年 サラリーウーマンとして働いてきて、安定した収入や自分の居場所、今まで積み重ねてきたキャリアを手放すことが簡単にできた訳ではありません。
なので、変化することの怖さもよくわかります。
でもですね、何年も自分の人生をモヤモヤして生きるのって、何だかもったいない気がしませんか?
ライフステージシフトをしないというのは、この先もっと広がっていくだろう自分の人生を自分でそのチャンスや芽を摘んでしまうことになるんですから。
これからのことを考え、ちょっとの勇気を出して小さなステップを踏み続けていたら、気づけば、自分が心地よく、自分であることが嬉しい生き方ができるようになるのなら・・・。
ライフステージシフトをしてみるのもいいかもしれませんね。
理由2:今の仕事を私からとってしまうと何が残るの?
40代がライフステージシフトするのを怖がる理由として、これもあるのかな?
「今の仕事を私からとってしまうと何が残るの?」ということ。それについては、こちらにも書いています。
その時に戸惑っている方が多いのかなぁと感じ、(わたしもそうだったので。)わたしが、その戸惑いをどんな風に一つづつクリアしていったのかを、私なりに各ステージで表してみました。
各ライフステージごとにお伝えしていきますね。
5つのライフステージの解説
ここからは、5つのステージの特徴を解説していきますね!
ステージ1:あれ?最近の私おかしくない? 異変と心の声に気付く違和感期
40代・50代は、ある程度の経験や地位、人脈や安定がある年代。自分なりに積み重ねてきたものがあるからそれなりの自信もできていますよね。
でも、今まで できていた仕事に時間がかかったり、ミスしないようなところでミスをしたり、あんなに簡単に覚えられていたものが、何度やっても覚えられなくなったり。
後輩が新しいことを難なくこなしていく姿も見えるようになり、自分の地位を侵される恐怖や今までとは違う自分への怖さ、そんな自分を受け入れられないもどかしさに不安定になる時期。
20代、30代とは違う自分に気付きながらも、それを受け入れたくない自分、受け入れられない自分、いや、まだまだこのままやれるわ!という自分との葛藤に苦しむ時期でもありますね。
気持ちの面でも不安定なことに加え、身体も更年期に差し掛かるころ。
些細なで、上司と言い合いになったり、部下に怒りをぶつけたり。あるいは、自宅の家事の負担からご主人と口論になったり、子供に怒りをぶつけ、自分が嫌になったり。
実は、この時期がライフステージシフトのファーストステージ。
モヤモヤしていても、今まで積み重ねてきたものがある為、身動きが取れず、一歩踏み出すことに躊躇しちゃうんですよね。
ライフステージシフトしていく中で、一番キツイ時期かもしれませんね。ただ、ここで思いとどまってしまうと、このモヤモヤとずっと付き合うことに。
なので、違和感を感じ始めたら、『ライフステージシフトがスタートする時期』だということをまずは覚えておいてくださいね。
ステージ2:え?こんな世界があったのね! 異世界に気付く気付期(きづき)
怖くて仕方なかった、ステージ1から、どうにか抜け出したいと思い一歩進んでみたところがステージ2。
ここでは、今まで知らなかった世界、今まで自分がのぞいたことがなかった世界を少し覗いてみる段階なのかなぁと。
というのも、サラリーウーマンでしたら、サラリーウーマンの世界、主婦の方なら主婦の世界、業種別、職種別にしても、“その世界”しかしらないことが多くないです?
自分が知らない世界を知る為には、まず 気になることを少しでもいいのでやってみること。
例えば、前からやりたかった習い事を始める、ずっと置き去りなっていた本を読む、おススメされた誰かの講演会に行く、ゆっくり休暇をとって家の事をしてみる。
反対に、何もしない時間をとってみる。メール講座を受けてみるなどですね。
今までとは違う世界を体験してみることで、自分が知らなかったことを自分の中に取り込んでいくことができ、自分の人生の幅が広がります。
ステージ1から踏み出されたことにより、見える(自分の知らなかった世界)・わかる(自分の気持ち)が出てきます。
「やりたいことなんてないな・・・。」と言う方は、予算や時間に関係なく、とにかく 人生でやり残しとしたくないことについて 書き出してみると良いかもしれません。
わたしがこのステージ1のころ、取り組んでみたことを書いていますので、こちらも合わせて読んでみてくださいね。
ステージ3:あ、これこれ!私に眠っていた世界! 本来の自分・新しい自分が目覚めるお目覚め期
ステージ2を経験するなかで、「自分はどうありたいのか」「自分は何を大切にして生きたいのか」が見えてきます。
誰かの為に仕事がしたい、もうゆっくり働きたい、Salonや小さなお教室をしてみたかった、もっと上(女性初の役員、女性の役職)を目指したいと思っていた等、自分の大切にしていたこと、忘れていたこと、心の底に押し込めていたものが見えてきます。
そこに、今からの生き方を決めるあなたの軸が見えてきます。
今までは、目の前の “モヤモヤ”に意識を取られ見えなくなっていた自分の人生が、過去・現在・未来とつながりが見えてくるのがこのステージ。
なぜ、モヤモヤしていたのか? なぜ、今までこの仕事をしていたのか?これからどんなことで自分を活かしていきたいのか?など。
それが、これからの私スタイルを確立し、ぶれないものにしていく判断材料になって行きます。
ステージ4:もう一度私を取り戻す 新たな私に胸が高鳴る期
このステージ4は、誰か他人の評価や周りの人の価値観ではなく、あなた自身の心が感じる幸せ度や充実感があなたを応援してくれることになります。
今までは、上司の評価、他人の評価、価値基準に合わせ、仕事や毎日を合わせていたのもが、自分の生きたい世界に向け、勉強したり働いたり、人と会うことをしたりと今までとは違う毎日に、心が高鳴る時期です。
例えば、今までは、会社の飲み会、本当は行きたくないのに、行かないと後で何か言われるから仕方なく行く・・・といった判断から、自分が目指す未来の為に、行きたくないものに時間を使わないといった選択ができるようになります。
なぜって、後で何かを言われることよりも、自分のこれから更に広がって行くだろう世界の方が楽しみで仕方がないから、気にならなくなるんですね。^^
ステージ5:これが私の進む道! 私の道を歩き出す期
私スタイルな人生を創りながら歩み始めるステージ5。
転職したり、新たに就職したり。あるいは、一念発起して今まで拒んでいた 上位役職を目指したり。自分で仕事を始めたり、副業をスタートさせたり。
自分が心地よい、これをやり残したくない、こんな私でありたいという思いを軸に突き進んでいくステージです。
ステージ1で、あんなに気になっていた、周りの評価・視線、今までの実績や掴んできたキャリアなどを手放したとしても、これから広がる未来を楽しみに、目の前の一歩を自分でふみだせるようになります。
進み始めてすぐに、転職ができる、副業が軌道に乗るといったこともありますが、数年単位で育てて行く人もありますし、中には、またステージ1に舞い戻ることも。
でも、これはどんな人でも起こることで、このステージのサイクルを自分なりのペースやスパンで繰り返しているんです。
こうやって、人生は創られ、人は成長していけるんだろうなぁと。
そんな風に考えると、あなたが選んで あなたなりの在り方やスタイルで生きるのであれば やっぱりどんな人生であっても それが『あなただけの正解』なのかなぁと。
まとめ
私自身が自分の人生を振り返ったとき、まさに、このライフステージシフトを踏んできたんだなぁということを改めて感じました。
どんな時でも、一つのところにとどまらず、次のステージに向けた小さな一歩を積み重ねていくことが、いつまでも自分を楽しんで生きられるコツなのかなぁと思います。
それにですね、ステージシフトされるたびに、自分が大切にするものがよく見えてくるので、一つ上手く行かなかった、一つ道を間違えたなど 順調にいかないことがあっても、以前のように”失敗したらどうしよう”と気になることはなくなっていましたよ。
失敗も失敗ではなく、一つの経験として捉えられるようになりましたしね。
それに あなたが選んで あなたなりの在り方やスタイルで生きるのであれば やっぱりどんな人生であっても それが『あなただけの正解』なのかなぁと思えると 大きなスッテプでなくても踏めるようになりません?
目標を達成することが人生で求めていることではなく、どんな私でありたいか?どんな私で生きていきたいの?というあなただけの ”私スタイル”を見つけ 人生を創って行くことが ライフステージシフトなのかもしれませんね。
まずは、ステージ1のモヤモヤが、ライフステージシフトがはじまりだということに、気がつく、受け入れることから始めてみてくださいね。
あなたのライフステージシフトが、楽しく、人生が愛おしいものとなるように願っています。
追伸:自分が今 どんな時期なのか、どのステージなのか?ステージシフトする時期なのかは、未来が輝く算命学鑑定セッションでも見ることが出来ますよ。
気になる方は、こちらも覗いてみてくださいね。
・会社にいても仕方がないのでは?
・定年まで 働いて行けるかしら?
・転職したり、部署異動を申し出ても 新しい仕事をやって行けるの?